歩けばそこに、葉山の海
ゼッチーダが新居を構える逗子といえば、神奈川県三浦半島にある、相模湾を望む海沿いの町。鎌倉や江ノ島といった人気のスポットにも近いのですが、徒歩圏内に「葉山マリーナ」があります。
「葉山」というと、ある世代以上にとっては「慎太郎」、「裕次郎」、「太陽族」といったようなフレーズを思い出してしまう憧れのリゾート地ですね。『太陽の季節』や『狂った果実』という、石原兄弟にとって代表作となった小説や映画の舞台としても有名です。
今回は、大詰めに入った施工会社さんとの打合せに忙しいゼッチーダに放っておかれた友人のニッシーダが、早春の陽光に誘われて葉山の海をぶらりと散策しました。
「逗子に住むということは、デカい海と山を庭に持ったようなもの」と、転居を考え出した頃に、友人にそう言われたとゼッチーダが語っていたとおり、新居から少し歩くとデカい海が眼前に広がります。
「海よ〜俺の海よ〜〜♪」気持ちの良い潮風に吹かれながら、思わず加山雄三の歌を口ずさむニッシーダ。気分はすでに海の男、若大将です。
しばらく歩くと、某大学のヨット部の学生たちが練習していました。陽光があるとはいえ、まだ水温がかなり低い季節なのに、さすが若者たちは元気です。聞くところによると、このあたりには、さまざまな大学のマリンスポーツのクラブ施設があるとのこと。
普段はマリンスポーツにあまり関心のないニッシーダも、少し海に出たい気分になりました。
さらに進むと、数多くのヨットやボートが停泊している葉山マリーナに到着。なんと葉山港は、日本におけるヨット発祥の地とのこと。
「これはぜひ、ここでヨットに乗らなくては!」
そう思ったニッシーダは、密かにゼッチーダにヨットの購入を薦める決心をしました。あくまでも自分で買う気はさらさらありません。
こんな恵まれた環境で育つゼッチーダ・ジュニアは、裕次郎や雄三に負けない、スケールの大きな海の男になることだろう!と、葉山の海を眺めながら勝手に想像するニッシーダでした。