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エッセイで贈るお料理レシピ 家族のために作るごはん。からだにやさしい、からだにおいしい、お料理作りレシピを紹介します。

LOVELY で 『今日もDelicious!』 act.6 あの人に届かない、恋の炊き込みご飯。(´Д`)

春本番、なのに心はオホーツク・・・お元気ですか?ヒヨリンこと久留米日和です。
私は全然元気ありません。だってこの間、彼と険悪なムードになっちゃって、今日はその元凶となったお花見温泉旅行の日なんです。メンバーは会社の仲間、そしてこのツアーを企画して誘ってくれた取引先の営業さん・・・そう、彼の事です。
はぁああああ~。(溜息)ホントはね、彼と二人で行くはずだったんです。なのに彼が本屋で温泉ガイドブック見てたら、こともあろうかウチの会社のユリに見つかっちゃって、「ワタシも連れてってくださ~い」なんて言われて、「じゃ!みんなで行きましょう!」てな話になっちゃった。
まぁ、彼とは一緒なんですが、会社内では二人が付き合ってることオフレコだし、なんか全然楽しくないよ~~~~。
・・・って言っててもしょうがないか。このツアーでユリが彼に迫ることは間違いナシだし、なんとしても二人の間に割って入って邪魔してやる~~~!

・・・てなこと言ってたら集合時間ぎりぎりに!集合場所の駅に着くとツアーバスが発車寸前!
「まってぇええええええ!!!!」
ギリギリセーフでバスに乗り込む。
「せんぱーい!ギリ間に合ってよかったですね~」後輩の真奈美ちゃんが声をかけてくれた。
「久留米さんったら相変わらずね。ツアーバスに乗りそこなったら一人で留守番だったところよォ?」
・・・ムカッ!ユリめ、癇に障る喋り方だわね・・・っていうか、なんで彼の隣に座ってんのッ?!眉間にしわ寄せてたら、「あ、久留米さん、座席は早いもの順で座っちゃったから、空いてる所に座ってください・・・」と、彼。
・・・すっかり幹事役に徹してるわけね?はいはい、遅れてきた私が悪いんですよッ。
荒んだまなざしを投げつけると彼は「は~い皆さんお揃いになりましたねぇ~・・・」と作り笑顔で答えた。

走り出したバスによろけながら後方の空いた席にたどり着くと、見知らぬ男性が「荷物、棚に上げましょうか?」とカバンを持ってくれた。
「?」このヒト、誰?
その男性が笑顔で言う。
「あ、僕、水谷さんの後輩で吉原っていいます、吉原アツシです、よろしくお願いします」
あ。そういえば、彼が後輩一人連れてくるって言ってたっけ。へぇ~、アツシ君かぁ、なんかイイ人そう~。
「わ、私、久留米日和です。よろしくね」
「それにしてもこのカバンやけに重いですね、何が入ってるんですか?」
「あ、うん。今日のお花見用のお弁当、みんなの分作ってきたから・・・」
「えっ?みんなの分を?すごいですね?!お昼楽しみだなぁ」
え?!そんな、楽しみなんて~・・・ちょっと嬉しいんですけど~♪さっきまでのドンヨリした気分がアツシ君のおかげでちょっと晴れた。
と、前方を見れば、ゲッ!ユリのヤツ、彼にピッタリ寄り添ってガイドブック一緒に見てるし!ってか、チョコどうですか?とか言ってるし!ってか、「アーン」っておい!(怒)ちょっとおさまった怒りがまたメラメラと・・・。
「なんか、暑いですね。窓開けましょうか?」
ハッ、アツシ君に怒りのオーラが伝わっちゃった?
「そ、そうだね天気もよくなって、暑いくらいだね~、えへへ」
・・・アブナイ、アブナイ。もう、前方の二人は視界に入れないようにしよう。

そして目的地に到着!バスを降りたら一面の桜並木がきれい~!!
「すごーい!満開~」
「さぁ~、花を見ながらお弁当にしましょうよ~」
早速、シートを敷いて、カバンの中から大きな包みを取り出す。
「ハーイ!お花見のお弁当にさつまいもの炊き込み作ってきました~」
「待ってましたー先輩!」
「おおー!さすが日和君!」

そう。やっぱりお花見のお弁当にはご飯がいいでしょ?
だから、お花見に合わせて黒米を混ぜてほんのり薄紫に色着けした炊き込みご飯にしてみました。
おにぎりにすれば、外でも食べやすいしね!

さつまいもの炊き込みごはん

ご飯メニューならお任せ!なんたってワタシの炊くご飯はもっちりふっくら炊き上がる「土鍋炊き」ですもの!
ウチの相方DELICIAには土鍋自動炊飯モードが付いているから、専用土鍋の「かまどさん自動炊き」をセットしてスイッチポン!でラクラク炊きあがっちゃうんだ!
ふっくらご飯はもちろんのこと、一緒に炊き込んださつまいもも土鍋炊きだから、甘くホクホクに炊き上がるの!

つくりかた

  1. 400mlの水に昆布4gを入れ、15分ぐらい置いておきます。
  2. 米は洗い、ざるに上げてぬれ布巾をかけ15~20分置きます。
  3. さつまいもは皮をむいてマスカット大の乱切りにして水に5分ほどさらしておきます。
  4. 専用土鍋に(2)の米と黒米を入れて昆布だしを注ぎます。薄口しょうゆ、みりんを加えて軽く混ぜ合わせ、その上にさつまいもを乗せて蓋をします。
  5. 炊飯スイッチを押し、土鍋自動炊飯モードを選択し点火します。
  6. 炊き上がったら黒すりごまと塩をふります。

炊きたてをフーフー言いながら食べるものいいんだけど、冷めてもお米とさつまいもの甘味がしっかり味わえてまた美味しいのよね。さつまいもの黄色が薄紫に染まったご飯に映えて華やか!お花見にふさわしい炊き込みご飯だわー。

「は~い、召し上がれ~」
「おおー!美味しそうな炊き込みご飯~」
「おかずにだし巻き卵とから揚げもありますよ~」
ひらひら花びらが散る中で、ビール片手に真奈美ちゃんも仲川先輩も、主任もみんな美味しそうにご飯をほおばってる。
そして、彼の方をチラ見すれば・・・な、ナニ?ユリのヤツ!サンドイッチ作ってきてるじゃないの!!
でもって彼ったらわたしの炊き込みご飯じゃなくてユリのサンドイッチ食べてるし!!ナニゲにこっち見てすまなさそうな顔してるけど、いいのよ、もうアナタはユリのサンドイッチ食べてなさい!!!!!!!(怒)
よーし、こうなりゃ彼にもわたしの気持ちを味わってもらうわ!

「アツシ君、どう?炊き込みご飯の味は?」
「ヒヨリさん!すごく美味しいですよ~!おかわりしちゃっていいですか?」
「もー、ドンドン食べちゃってー!このさつまいももホクホクして美味しいんだよ~、ほら、アーン」
さっきのアーンの仕返しだー!(二ヤリ)
おっと!彼がこっち見て手からサンドイッチ落とした!フッ、さすがに気になったようね。
「オオッ!?なんだ日和くーん、吉原君とラブラブじゃないか~、ヒューヒュー!」酔っ払った主任がはやし立てる。
「ヒヨリン先輩ーズルイっすよー!吉原さーん、こっちで飲みましょーよ~」
真奈美ちゃんもグダグダだ。
そんな中、私と彼だけが冷ややかな眼差しでお互いの様子をうかがっている。

その夜の温泉宿でわたしは彼と顔を合わせたくないばかりに長湯しすぎて貧血。
その後の宴会ではヤケ飲みで大荒れ。ストレス解消とばかりに主任にからみ、アツシ君相手に説教しまくった・・・らしい。(真奈美ちゃん後日談)
かくてお花見温泉ツアーは散々な幕切れとなりました(涙)

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