プライベートプールで逗子の陽光を浴びる二人
湘南・逗子といえば海!海といえば夏!!
ということで、麗らかな初夏のある日、夏のプチバカンスを楽しみに、ニッシーダがゼッチーダ邸を訪れました。
出迎えたゼッチーダは、さっそく2階リビングに面した広いテラスにニッシーダを誘い、シャンパングラスで逗子の夏に乾杯!
思えば棟上げ式で初めてこの地を訪れて以来、半年以上経ってこの家のテラスでゼッチーダと酒を酌み交わすことができるとは…感慨に浸るニッシーダ…しかしふとあることに気付きます。
このテラスが面しているのは山側。つまり…
「せっかく夏の逗子に来たのに、海が見えないじゃん!」
ということ。
「こんなとこで飲んでるより、ビーチに行って海を眺めながら飲もうぜ!」というニッシーダに、「まぁまぁ、海は見えなくてもここならではの楽しみがあるんですよ」と軽くいなすゼッチーダ。
「それに、あえて海の見えない南側にこのテラスを設けたのにも、ちゃんと意味があるんだから!」
「ん?それは一体…??」と問いかけるニッシーダを一旦室内に追いやり、テラスで何やら準備を始めるゼッチーダ。
待つこと数分、「さぁ、思う存分夏を楽しみましょう!」というゼッチーダの声に促されてテラスに出ると、そこには巨大なビニールプールがお目見えした。テラスが広いだけのことはある…。
慣れたようにスルスルと海パン一丁になってプールに滑り込むゼッチーダ。
「大のオトナが二人でビニールプールになんかは入れるか!」
などと、あのニッシーダが思う訳もなく、
「よし、じゃあ俺も!」と海パンではない普通のパンツ一丁でビニールプールに飛び込みます。
「おっとニッシーダ、これをお忘れ無く!」と、競泳キャップと水中眼鏡を手渡すゼッチーダ。それより水着を貸してあげてはどうだろう。
そして、逗子の陽光を浴びながらビニールプールでまどろみ、改めてシャンパングラスで乾杯する二人。
「ところでゼッチーダ、さっき言っていた、テラスを南側にした意味って何だよ?」
そう訊ねるニッシーダに、
「その答えは、この大空を見上げれば分かりますよ!」
そう言っておもむろに立ち上がるゼッチーダ。
ニッシーダが見上げると、逆光でシルエットになったゼッチーダの背後に目映いばかりの逗子の陽光が。
「これって…お日様?」
「そう、太陽光です。どうですか?燦々と降り注ぐ陽の光を浴びて、プールの水温も適度に温まっていませんか?」
たしかに、そういえばいつのまにか適温の温水プールのようになっている。
「これが太陽光のパワーですよ!屋根の太陽光パネルだけじゃなく、こうやって自分の体で太陽のチカラを実感したかったから、あえて南側に広いテラスを設けたんです!!」
なるほどそういうことか!さすがはゼッチーダ、どこまでもゼロエネルギーにこだわるヤツだ。
そう感心しながらも、いまは太陽光パワーよりもビーチに行きたいニッシーダでした。