家電バイザー奈津子、ゼッチーダ邸を吟味する
「最近AVに興味があるんですよ」と言う奈津子さん。
よからぬ勘違いをしてそうなゼッチーダの顔を見て、
「オーディオビジュアルの方ですよ!」と付け加えるのを忘れません。
「も…もちろん分かってますとも!それならぜひ僕の自慢のAVシステムを見てもらわないと」と、まるで胸の内を見透かされたように焦るゼッチーダは、リビングの一角に所狭しと並べられたAV機器の前に奈津子さんを誘います。
「ここでは最高の映像と最上の音響を楽しめるように、ディスプレイやスピーカーはもちろん、音の反響も計算して吸音材も設置しているんです」と説明するゼッチーダ。
確かに壁面から天井にまで吸音材が貼り詰めてあります。
「試しにちょっと鳴らしてみましょう」と、ハイレゾ音源をかけるゼッチーダ。
するとたちまちリビング全体が音に包まれたように、音楽が心地よく鳴り響きます。
「すごい!いい音ですね〜」と感心する奈津子さん。
気を良くしたゼッチーダは、次に有機ELの大型ディスプレイに、4Kの映像を流します。
「うわ〜スゴくキレイな映像。それにこの臨場感!まるで映画館みたいですね」と、奈津子さんも大絶賛。
「リビングは我が家のホームシアターですから、やはりこれくらいの画と音は欲しいですよね!」と、したり顔のゼッチーダ。AVマニア(もちろんこっちの方)の本領発揮というところでしょうか。
「これってもしかして太陽光発電の機器ですか?」
そういって奈津子さんが指さしたのは、リビングの収納スペース内に格納された太陽光発電のパワーコンディショナ。さすがはスマートマスター!エネルギー機器に対しての嗅覚が鋭い。
太陽光発電の効果は実際どんなものか興味津々の奈津子さんは、さっそくゼッチーダ邸の発電状況を、タブレットでチェックします。
発電量のグラフの推移を見ながら、
「もちろん売電できるに越したことはないんですが、それで儲けたいという考えよりは、自分の家で消費する分の電力くらいは自家発電できればいいなと思っているんです」というゼッチーダ。
「そうですね、みんながゼッチーダさんみたいな考えを持てば、太陽光発電ももっと普及するかもしれませんね。そうすれば省エネにもつながりますし…」と、その思いに共感する奈津子さん。
スマートマスターの勉強をするうちに、日本のエネルギー問題の現状を知って危機感を持った奈津子さんは、省エネや創エネ推進の必然性を感じ、家電アドバイザーやスマートマスターだからこそできることは何だろうかと、日々考えているとのこと。
「家庭のエネルギーを上手にやりくりすることを楽しんでいるゼッチーダさんの姿をみていると、何かヒントをつかめそうな気がします!」と言う奈津子さんの言葉に照れるゼッチーダ。
「僕もこれから、もっともっとスマートライフを追求しますよ!」と意気込むのでありました。