新居完成から
住み心地まで
ボーグ邸が完成したのは、例年より少し遅い桜が満開の3月下旬。ボーグさんご一家がお引っ越しを終えたのは、地域恒例の「芦屋さくらまつり」が開催される直前でした。当初2月中旬に完成予定だったボーグ邸。さまざまな事情により少し遅くなりましたが、美しく咲き誇る満開の桜が、ボーグさんご一家の新しい門出を彩るかのようでした。
新居完成を今か今かと待ちわびていたボーグさん。完成するまでの最後のひと月は、時間を見つけては足繁く現場に通っていました。「主人は家が完成していく様子を見続けるのが、毎日の楽しみだったようです」という奥さま。
竣工する1週間ほど前、工事現場を囲っていたフェンスが取れてついにその全容を現したときには、まるで何かのサプライズを仕掛けられたように驚き、感動したといいます。「図面やパースを見ていたので、ぜったい素晴らしいものになるとは思っていましたが、予想以上の出来映えで、思わず“ワオ!”と叫んでしまうほどインパクトがありました」。
ついに完成した新居の第一印象についてボーグさんに伺うと、「栄さんのつくる家は、外から見て“一体この家の中はどうなっているんだろう?”と、興味を惹くようなイメージがあり、そこが気に入って設計をお願いしたのですが、まさにイメージそのままの仕上がりでした。想像と期待を軽く超えてきて、これぞまさに“This is 栄デザイン”という感じでしたよ!」と大絶賛。ボーグさん同様新居の完成を心待ちにしていた奥さまもお子さまも、想像以上の仕上がりに大満足されていました。
設計途中でデザインを大幅に変更したボーグ邸。一番大きな変更点は、水廻りを2階から1階に移したことです。またそれによって2階部分を大きく使うことができるようになり、思い切ってリビングを吹き抜けにしました。
「おかげで空間の使い方も立体的になり、開放感が出ました。屋内のリビングルームと一体化した、テラス部分のアウトドアリビングと相まって、よりインパクトが強いものになったと思います」という栄さん。「インパクトという点では、最初のデザインより格段に強くなりましたね。結果論ですが、想定外のデザイン変更が功を奏したと思います」と、ボーグさんご一家の喜ぶ顔を見てほっと胸をなで下ろされたといいます。
もともと来客が多く、家族や友人を招いてのホームパーティーも想定して設計されたボーグ邸。特に人が集うLDKスペースは、3階までの吹き抜けとテラス部分のアウトドアリビング、それに調理スペースにゆとりのあるアイランドキッチンと、とにかく開放感にあふれた空間になっています。
引っ越したばかりですが、すでに来客された方もいて、「ここは人が集える家だね」という感想もいただいたとか。
「最初にこの家に来た友人は、まさに“ワオ!”って言っていましたね(笑)。キッチン周りも広いし、お料理しながらお話しもできて、キッチンが社交的な空間になりました」という奥さま。ご夫婦共にキッチンに立つことが多いので、広々としたアイランドキッチンにして正解だったとのことです。
オーストラリアの広大な大地で生まれ育ったボーグさんにとって、アウトドアでの生活は日常でした。日本での新居に求めたのも、そんなアウトドアのような居住空間。「そういった意味でもアウトドアリビングは、ボーグさんのライフスタイルとも合致していたと思います」という栄さん。
リビングとテラスの境目となるサッシの設置場所を少し内側にし、その分テラス部分を広く取りました。「ここはリビングと一体化したアウトドアリビングという位置づけなので、屋内・屋外という空間の配分ではなく、リビング全体をひとつの空間と考え、風や光の入り方や空の見え方なども考慮して設計しました」。このアウトドアリビングには本格的なピザ窯を設置し、ホームパーティーなどでボーグさんお手製のピザを焼き上げる予定だそうです。
「正直最初は、ここにランドリースペースってどうなんだろう?という疑問もありました」という奥さま。「でも実際に使ってみると、玄関から見えないようにする隠し方もおしゃれで、浴室、洗面からの動線も良くてとても機能的なんです!」と大絶賛。「この部分に限らず家中デッドスペースが無いというか、形といい広さといい、空間に対しての使い方が最大限に活かされている感じがします」とのこと。
玄関から入って正面に鎮座する奥さまお気に入りのキャビネットも、隠れたランドリースペースをカムフラージュすべく、独特の存在感を放っています。
「ここに越してきて初めて使った『乾太くん』ですが、栄さんやマークさんがオススメしていた理由が分かりました」という奥さま。「海外でもこれまでいろいろな衣類乾燥機を見てきましたが、こんなに信頼して使える乾燥機は初めてです」と、『乾太くん』を使った洗濯物の仕上がりに、ボーグさんも驚いたといいます。「乾燥時間も早いし、仕上がりもふわふわだし、夜に回しても音は静かだし…文句の付け所が無いですね。私は衣類乾燥機自体を初めて使ったんですが、こんなに簡単だとは思わなかったです。ほんとに洗濯が楽になりました」と奥さまもお気に入り。
「初日からもうフル稼働ですよ!」と、新居に引っ越してからほぼ毎日のように使っているという『乾太くん』。すでにボーグ家になくてはならない存在になっていました。
「設計変更で水廻りを1階に持ってきたことで、最初はランドリースペースの確保に悩んだんですが、廊下部分をうまく活用することで、とても機能的で効率的で、ユニークなランドリースペースを作ることができました」という栄さん。「でも『乾太くん』がなければ、その実現も難しかったかもしれません」とのこと。
その理由を伺うと、「廊下という生活空間をランドリースペースと共用するためには、限られたスペースを最大限活用できる形状でなくてはなりませんでした。「『乾太くん』にデラックスタイプが出て、洗濯機と横並びに置けるようになったことで、洗濯機と乾燥機の上部を作業スペースとして活用できることができました。
また普段はスライドドアで隠しているので、玄関から入ってきた人は、まさかここがランドリースペースだとは思わないでしょう。『乾太くん』ありきで設計したからこそ実現できた、シークレットランドリースペースです」。
「ちょっとした動作なんですが、洗濯機と乾燥機が横並びになったことで楽になったことがあります」という奥さま。
「洗濯機と『乾太くん』のドアを両方開けて、洗濯機から取り出した洗濯物を、そのまま横の『乾太くん』に放り込むだけなんです。屈んだり立ち上がったりすることなく、しゃがんだままで左から右に移すだけ。動きにまったくムダが無い!」と、洗濯機のドアに合わせて開閉ドアの向きも変えられる『乾太くん』ならではの活用法に感心。
「ほんとにちょっとしたことなんですが、毎日の家事ってそういうことの積み重ねなので、地味に負担軽減になっています」と、家事の時短による負担の軽減を実感されていました。
土地探しから始まって完成まで約3年。新居が建ち上がるまでのこれまでの3年間を振り返ってその感想を伺うと、ボーグさんは「もう十分やりきった感があります」と、満足気な笑顔を浮かべます。ボーグさんご夫婦が当初から夢に描いていたイメージ通り、いやそれ以上の家に仕上がったのは、何よりもボーグさんと栄さんとの信頼関係の賜物だといいます。「最初から栄さんとはデザインの趣味や家に対する考え方も合っていました。そもそもそこが違っていれば、設計を依頼していませんでしたけどね」と笑うボーグさん。
栄さんへの信頼は絶大で、「迷ったときはいつも、“栄さんならどうしますか?”って尋ねていました」とのこと。「それは建築家にとってとても光栄なことでした。良い家を建てるには、施主と建築家との信頼関係は絶対に必要です。幸いにもボーグさんご夫婦は私の考えに共感してくれましたし、私もボーグさんご夫婦のために最善を尽くしてプランを作成しました。途中、設計変更などもありましたが、お互いのリスペクトがあったからこそ乗り越えて、ご家族に満足していただける家が出来上がったのだと思います」と、ボーグ邸プロジェクトの成功を喜んでいました。
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